用意するもの
インテグラタイプR(DC-5)無限エアロサイドステップ
実はこの構想は3D-CGでイメージを膨らませていたものです。当時はDC5のインテグラタイプRがデビューし、その後無限からかっこいいエアロパーツがデビュー。そのインパクトのあるデザインに惚れました。
でも当時は中古パーツなんで出回ることもなく、ヤフオクでキーワードアラートを設定していました。
あれから5年・・・。
なんとそのアラートに引っかかりました。即効で落札し長年の構想を実現すべく久々のクルマいじりをスタートしました。
手元に届いて並べてみると、予想通りのカタチ!
もちろんトゥデイのボディラインには合わないところがありますが、なんとかなりそうな予感。【2012.05.12】
デザイン予測(3D-CG)
こちらはVirtual.Factoryの3D-CGギャラリーで公開していた画像。2007年の作品です。Webサイトの画像からモデルを見よう見まねで再現しているので、現物を手にしてみると、実際の方がかっこよかったです。特にななめに蹴り上がる直線的なキャラクターラインがかっこいいです。
長さを合わせる
久々のクルマいじりはワクワクします。はやくトゥデイに合わせてみたいという欲求を抑えながらどれだけカットすれば良いかを調査します。
最初の写真のように後ろ側を合わせてみると、かなり一致しています。前側にはみ出る分、80mmをカットすることとしました。
前側は70mm、後側161.5mmでカット。ガムテープで暫定的に合わせてみるとピッタリ!【2012.05.12】
カットした80mmの切れ端は接合に必要な重要な部品となります。右の写真のように表面形状が一致するので、エポキシ接着剤で裏から当て部材としました。これで強度、剛性は十分。
トゥデイのボディに合わせてみると、ジャストフィット(長さだけ)。あとは細かい隙間を埋める作業をすればいけそうです。【2012.05.13】
ボディ形状に合わせる
つづいて、隙間をうめるためにFRP加工をスタートしました。
リヤクオータ部はやはり曲面と一致せず、大きな隙間ができてしまうので写真のように切り込みをいれて元の形状をゆがめることとしました。
10年前に使ったFRPの材料が残っていたので、おそるおそるあけてみるとどろっとした液体が残っていました。硬化剤も残っているので試して混ぜてみると・・・。
使えました。化学変化は劣化しませんからね。
裏面にFRPのガラスマットを重ねて補強。そして外側からはジャッキスタンドをななめに当てて形状を沿わせる作戦を実行しました。【2012.05.27】
さて、FRPが硬化したあとを確認してみると・・・。
「ガーン・・・。」
ボディ側にぴったり合っていることを期待していましたが、5mmくらい浮き上がってしまい、隙間が残ってしまいました。
そこで、切り込みを2本追加して形状を出し直しました。
その後、パテを使って切り込みや接合部分を埋めました。【2012.06.03】
部分塗装にチャレンジ
今回は入手したサイドステップがチャンピオンシップホワイトで塗装されており、その表面品質も高かったので不要な部分はなるべく塗装しないで済ませたいと思いました。
そこで部分塗装にチャレンジしてみました。通常、塗装前後の境目をぼかすのが難しいので全部塗った方が簡単なんですが。
最初の写真がパテ埋め後にサフェーサーを塗ったところ。ねらいの曲面が得られました。
そして本塗り。先端部分と後ろはキャラクターラインより上以外をマスキングして、チャンピオンシップホワイトで塗装。
マスキングをはがして不要な塗装をペーパーで落として、2液性ウレタンクリアーの缶スプレーで仕上げました。ピカピカに仕上がっているのがわかります。【2012.07.15】
実車搭載(完成)
ついに完成です!取り付けはDC5で使われていた金属ブラケットをトゥデイに合わせて変形させてボルトオン。ボディと接触する部分には無限純正のゴムシールを挟みました。若干隙間がいびつですが、まあ十分でしょう。
全体像はこちらです。3D-CGで予想していたよりもかっこよくなりました。満足満足。【2012.07.15】
ちなみにボディから左右ともに+10mmはみだしてしまいました。保安基準を調べてみると、取り外し可能なエアロパーツは±20mmまで許容されるとのこと。無事今年の車検はパスできました。【2013.07.30】