用意するもの
中古で入手したときから赤い部分の程度は良くなかったATCスプリント。3年が経過してこんな状態になってしまいました。(左の写真)もう新品で入手できないのでなんとかきれいにしたいと考えていました。そこで見つけたのが右の写真の革靴用の染料「DYLON SHOE COLOR」です。ホームセンターで900円でした。中には染料と下地処理剤とハケが入っています。これひとつで靴1足分の着色ができます。
下地処理
付属の下地処理剤はかなり強力な溶剤のようです。写真のようにいらない革製品をつかって試用することをお勧めします。写真の金色のプリントはこの溶剤を布につけてこすると簡単に落ちてしまいました。革上のよごれなどを強力に除去することができます。
試しに染料を塗ってみました。一度下塗りを行い、乾いてから2度塗りをするときれいに塗れるようです。ただし、下地が黒なのでハケで塗ると多少むらが目立ちました。
完全に乾いた後、赤い部分につめをたてても全くはがれません。これならステアリングにも大丈夫。ということで、ATCスプリントの赤い部分だけ下地処理しました。劣化した表面のよごれがかなりとれました。ついでに赤い部分もはげてしまいましたが。
重ね塗り
赤い部分の境界部分だけマスキングして、下塗りしました。ハケ塗りということで多少のムラは覚悟で塗り始めました(写真左側)。説明書にもムラは気にせず下塗りをすることとあります。
乾いた後に塗るという作業を2回繰り返して合計3度塗り。最終的に右側の写真のようになりました。