ここではコミュニケーション・ルームなどで掲示されたよくある質問を取り上げ、回答を記録します。空欄部分は後日更新予定です。
維持費に関する質問
軽自動車税と自動車税の違いは?
- 軽自動車税(市町村税)
- 軽自動車の場合、軽自動車税という市町村税がかかります。4/1における所有者にかかります。
年額で次のように設定されています。安いために月割り制度がありません。乗用車:7,200円(営業車の場合:5,500円)
また、障害のある方が使う場合には軽自動車税が減免される制度があります。
商用車:4,000円(営業車の場合:3,000円) - 自動車税(県税)
- 普通自動車の場合、自動車税という県税がかかります。4/1における所有者に納税の義務があります。
途中購入した場合、月割りで支払うことが可能です。排気量別に支払う金額が決まっており年額およそ3〜7万円になります。排気量 自動車税
1.0L以下 29,500
1.0-1.5L以下 34,500
1.5-2.0L以下 39,500
2.0-2.5L以下 45,000
2.5-3.0L以下 51,000
3.0-3.5L以下 58,000
というわけで、税金を納める先も違うし、金額もぜんぜん違う。およそ40年も前に「国民車構想」といって国民に自家用車を普及させるため国が決めた施策のおかげで軽自動車という文化が日本には生き続けています。
今となってはリッターカーと肩を並べる性能をもちながら、この40年前からつづいている優遇措置が残っていることが奇跡と呼べるかもしれません。ということがあるために私は軽自動車の税金はこのままでいてくれー!と声を大にしていいたいです。
一部の自動車メーカーからはこの優遇措置を廃止しようとする動きもあります。そうなっては黄色ナンバーはなくなってしまうかもしれません。そんなことにならないように。がんばれ!黄色ナンバー!!
重量税の違いは?
普通自動車では重量別に税金が下記のとおり設定されています。しかし、軽自動車は商用、乗用や車重を問わず一律8,800円(2年払い)なんですね。新車購入時は3年分払うので13,200円となります。年額として比較すると下記のようになります。
軽自動車:4,400円(商用、乗用含む) ※軽自動車に年払いはありません。
普通自動車(乗用車)の場合:重量税=0.5t×6,300円
1.0t以下 12,600円
1.5t以下 18,900円
2.0t以下 25,200円
2.5t以下 31,500円
※車検の際は新車購入時は3年分、継続検査の場合は2年分の支払いが必要となります。
保険
自賠責保険は比較的差が小さいですが、任意保険の差は大きいです。下記例はあくまで一例です。普通車の中でもスポーツカーなどクルマの性格によって事故の件数の多い車種は保険料が高かったりします。
自賠責保険 任意保険
軽自動車(商用) 13,980円 60,100円
軽自動車(乗用) 13,980円 142,500円
高速道路の通行料金
軽自動車は高速道路の料金もお得。ではその価格はどうやって決まっているのでしょうか。内閣府の公共料金のHPにて紹介されていました。料金比率が決まっていて、軽自動車は普通車の2割引に設定されています。
料金比率は普通車の1.0に対して特大車2.75、大型車1.65、中型車1.2、軽自動車等が0.8
詳細はリンク先ご覧下さい。
フェリー乗船料金
燃費
法規に関する質問
軽自動車の規格
現在の軽自動車の規格は1998年10月に変更され、以前より衝突安全基準を厳しくし、これに伴い全長、全幅が拡大された規格となっています。さらに2000年の10月には最高速度制限が80→100km/hに緩和され、普通車と同等の速度が適用されています。
施行日:1998年10月(平成10年) | 原動機 |
---|---|
660cc | |
車両寸法 | |
全長=3400mm 全幅=1480mm 全高=2000mm |
保安基準(道路運送車両の保安基準)
保安基準とは自動車を使用する上で最低限守らなければいけない安全上の基準です。これを満たしていないクルマは不正改造や整備不良として罰せられます。例として灯火類に関する部分を紹介します。
というわけで、こんな例は保安基準に適合しない=不正改造となります。ご注意ください。 ヘッドライトバルブを青っぽいバルブ(クリスタルイオンビームなど)に変更した 検査ラインで白い紙にランプの光をあてて青色が混ざっていると不合格となります スモールランプを青色LEDに変更した 車幅灯にも青色は使えません。白色LEDは問題ないはずです。 リヤコンビランプをすべてクリアランプにした この場合バルブがすべて保安基準に指定された色で灯火することと、リフレクタ(反射器)が赤色であることが守られている必要があります。ブレーキが真っ白だったり、ウインカーが真っ白だったり、リフレクタが白だったりするのは不正改造です。まわりのドライバーにも迷惑です。 ナンバープレートのランプを青色にした これも白と指定されている部分です。保安基準不適合です。
ユーザー車検について
保安基準に適合していれば継続検査(車検)を個人で受けることが可能です。これがユーザー車検です。自分が必要だと判断した部分だけ整備すればOKです。(ただし何もしないでOKというわけではありません。自分の責任において整備するということです。)ディーラーにお任せするよりも費用がかかりません。
- 詳細はこちらのユーザー車検レポートを参照ください。
以下準備中
衝突基準
車庫証明
車検
陸運局と軽自動車検査局
性能に関する質問
衝突安全性能
馬力
トルク
ブーストアップ
プラグの熱価
オイルの種類と見分け方
追加メーター
ガソリンの種類と特性
その他の質問
高速道路における普通車と軽自動車の判別について
先日smartで高速道路の出口にて普通車として発券されたようで料金所で止められて、「車種を控えさせて欲しい」となにかメモをとってました。一部の車種ではこのような判別ミスがあるようです。ETCを使った場合には誤った請求が来ないか心配ですよね。その判別方法について調べてみました。
1.ナンバーの撮影
4桁だけでなく、地域と車種の番号から普通車、軽自動車の判別が可能。
2.軸数の測定
これはトラックとの判別。4輪車は2本。6輪のトラックなら3本。
3.トレッドの測定
タイヤの幅を測定します。ここでも普通車と軽自動車の区別が可能。
4.高さの測定
全高を測定し、運転席に近い位置から通行券を発行します。
というセンサーが準備されているようです。軽自動車を見分けるためのセンサーとしては1と3です。今回のsmartがなぜ普通車で発券されたのかはわかりませんが、車種によっては誤認される可能性の高いものがあるようです。
ETCでは普通車に間違われることがないのでしょうか?
ではETCの場合はどうなるのでしょうか。ゲートのチェックシステムは従来同様のセンサーが設置されています。そしてゲート手前ではETC車載器との無線通信が行われます。JHの回答によると1〜4のクルマ側のセンシング結果と車載器の情報が一致していないと「基本的」にはゲートが開かないということです。つまりsmartで再び誤認された場合にはETCのゲートが開かない場合があるということでした。今のところ開かないことはありませんが、そういう可能性もあるということは気にとめておきたいです。(もちろん誤認で普通車の請求がきた場合には料金所に申し出れば返金してもらえるとのことです。)