純正メーターパネルのEL化
大森追加メーターのEL化
純正メーターEL化編
ELパネル動作確認&180km/hフルスケールメーター!?
解体屋で入手したノーマルメーター。ただしAT用。ELディスプレイ化を検討するに当たって、まずは手元にメーターがないと。分解してみましたが、指針の取り外しは素人にはできませんね。貼りを折ってしまいました。
トゥデイのメーターはなんと透過照明もなく、上から豆電球で照らすタイプなのです。そんなクルマは今時ありませんよね。
ELディスプレイとは携帯電話のバックライトなどに使用されている発光するシートなのです。自由な形に切って使用可能です。メーターの枠内を発光させるためこのような形状にカットしました。ここで、問題。指針を外さずにパネルを入れるにはどうすればよいか。結局、切り込みを入れて針を通すことにしました。下端には電源供給の端子がつけられています。専用のインバーターに5〜12Vの電圧を与えることで発光します。可変定電圧回路を用いて明るさ調整できるようにする予定。
- ELパネルキットはこちらから入手可能です。「秋月電子通商」
タイプR純正メーターを参考に、ホワイトメーターをデザインしてみました。廻りにはカーボン調のカッティングシートを貼って雰囲気バッチリ。右側にはもちろん、「today TYPE-R」のロゴ。これを薄い白いシートに印刷。
あれ?軽自動車なのに180km/h。今は出ないけど、いつかのために・・・。目盛を延長してみました。ついでにタコメーターも11000rpmまで。これもいつかのためにね。
仮止めでELパネルを発光させてみました。こんな感じに発光します。装着はこれから。楽しみです。【2000.10.15】
ついに実車装着!ところが・・・。
さて、実車装着はメーターを外せば後はパネルをはめるだけ。と考えていました。ところが・・・。あれ、燃料計と水温計の部分にパネルが入らないぞ。
実は写真のとおり、AT用とMT用のメーターパネルはこの部分だけメーターの位置が微妙にずれているのでした。まさかこんなとこを作り分けするとは思ってもみませんでした。MT用はAT用に対して9mm内側にオフセットしています。でもAT用メーターをベースにしたおかげで「today type R」のロゴも大きく入れられたし、これを作り替えるはずもなく、メーター側に細工することにしました。
指針をいじるのは危険なので、MTのメーター枠を切り抜き、9mm右側にスライドさせてAT用のメーターハウジングに交換してなんとかなりました。(かなり苦労。)
照度コントローラー
装着にあたって、ELパネルの明るさ調整ができるようにコントローラーを設置しました。いつか使うかもと思って解体屋で入手していた照度コントローラーを流用しました。そのまま使えると思ったら動作せず。結局ボリュームとツマミだけ使って可変電源回路(LM317使用)を自作しました。1.25〜12Vまで出力をボリュームで調整可能としました。写真のようにメクラのスイッチ蓋(左側)に取り付けました。
ようやく装着完了!またまたトラブル?
ようやく実車装着完了。ホワイトメーターで、指針が白ではとっても見にくくなるため、黄色にペイント。さて、エンジンをかけると・・・。タコメーターが動かない。指針はとってもデリケートです。実は装着したホワイトメーターパネルが指針中心部が盛り上がって針と触れてしまってたのでした。パネルを削ったり、指針を浮かせたり何度も調整してなんとか動作するようになりました。(指針は触るもんじゃないです。とっても苦労しました。)
それから明るさ調整は必ずつける必要があります。夜間の走行中には5〜6V程度の明るさがベストです。これは使ってみないと気づきませんでした。12Vかけると眩しくて運転に支障をきたします。ご注意下さい。
ついでにフォグインジケーター追加
そうそう、製作途中でメーター上部のインジケーターにあまりがありました。一番左側がメクラになっていて、もったいないのでここにフォグランプインジケーターを追加しました。フォグ点灯時に光るように配線しました。フォグランプのマークってこんな感じだったかな。
当初考えてたより、かなり難しいチューンになってしまいました。【2000.10.21】
大森追加メーターEL化編
まずは分解しなきゃ始まらない
追加メーターは大森のメーターで青のバックライトで揃えたんですが、やはりELメーター化を一度やるとそろえたくなっちゃうんですよね。というわけでまずは手頃な油圧計を分解してトライしてみました。枠のかしめを外すのはひと苦労でした。細いマイナスドライバーで徐々に開きました。左の写真のようにメーターパネル、透過照明パネル、メーター部、ケースで構成されています。ケース内には豆電球の付いた基盤が入っています。かなりスペースに余裕がないんですが、ELのインバーターを外付けにすればパネルだけは内蔵できそうです。
デザイン変更。TK's Factoryオリジナルデザイン!
タイプRメーターの製作と同様にこちらもデザインを書き直し。タイプRメーターとフォントを揃えて、ついでにHマークも追加。メーターデザインはカッティングシートに印刷し、表面をくもりガラススプレーでコーティング。これで無反射メーターの完成です。
左の画像が負圧計の原画像(左側)とTK's Factoryオリジナルデザイン(右側)。大森の太いカラーバーが気に入らないのでもっとスマートに書き直し。ついでにオリジナルブランドということで「TK's Factory」のロゴを追加(水色の文字。ちょっと見づらい)。うーん自己満足。【2001.8.5】
メーター組戻し
丸くカットしたELパネルに印刷したカッティングシートを貼り、ターミナルを設置。これがかなり苦戦しました。狭いメーター内に2本の配線を追加しなければなりません。1本はインバーター入力端子。もうひとつはアース。左の写真(排気温度計の例)のように追加しています。組戻しの際にはターミナルの配線がブルドン管に触れると正しい値を示さなくなります。配線の取り回しには注意が必要です。
というわけでご覧ののように大森メーターがELに早変わり(左が負圧計、右が油圧計)。といってもかなり時間かけてますが・・・。ただし今回はELの端子接続に2度も失敗。全面を発光させるには至難の技です。金属の端子をパネル上にハンマーでたたき込みます。この部分は発光しないのでなるべく外側ぎりぎりに設置しようとすると失敗します。それでもなんとかぎりぎりにつけましたが、写真でわかると思いますが、上部、下部に若干影が見えます。これが端子部分です。【2001.8.14】
全5個のEL化が完了!
他に水温、油温、排気温度計を同様にEL化しました。全部を一度に点灯するとこんな感じになります。【2001.9.10】
実車搭載完了!
インパネカバー製作後、ようやく実車搭載が完了しました。ELをすべて点灯するとこんな感じ。感動!【2001.11.08】