追加メーターパネル製作
日々通勤渋滞にはまって60分。この時間はクルマいじりのネタを模索するのにとっても有効な時間です。今回また新たに浮かんだものがこのインパネモディファイプロジェクト。かつてリーザでセンター3連メーターを手がけていたので、それ以上のものを作りたいと思っていたので、ありとあらゆるものを追加メーターとして並べようと思いつきました。
写真のようにダンボール紙でパネル位置及びデザインを決定。ここに一連のデバイスをつめこむのだ。【2001.07.22】
そしてつめこむ内容を具現化したのがこのベースパネル。合板を組み合わせて製作。ジグソーで美しい曲線をビシバシカット。
両サイドに二つ並ぶのがスピーカー。ツイーターとスコーカーの組み合わせを贅沢に並べました。そしてセンターには大森の追加メーターが5連。バキューム、油温、油圧、水温、排気温度の予定。追加メーターの右隣には1/2DINサイズが3つ積み重ねられるようにレイアウト。でも今はデジタルスピードメーターだけ。その隣は以前つけた室内、室外温度計。純正のデジタル時計はグローブボックス上に配置。以上が追加メーターに並べるデバイスです。配線の取り回しをセンターの時計の穴から行う予定でしたが、以外と狭いので新規に二つダッシュボード上に大穴を開けました。これで配線も楽々。【2001.08.04】
大小のスピーカーの間には段差があり、ここはウレタンフォームを充填してなめらかに整形。そしていよいよ合皮の張り付けに取りかかります。下地として黒色に塗装し、木工用ボンドを水で薄めてはけをつかってパネル上に接着剤を塗ります。そして合皮を載せて張り込みます。縁はしわがよらないように切り込みを入れてクランプすればOK。【2001.09.24】
アウターカバーの製作
アウターカバーをどうやって作るかは実はベースパネルを作りながらまだ検討中でした。純正のインパネは3次元曲面なのでかぶせものを作るのはかなり困難。
まず骨組みを作ることにしました。写真のように立て板を5本設置。板には断面形状を反映。もちろん純正のインパネに溶け込むような3次元曲面をこの上に実現する予定。【2001.08.16】
アウターカバーの整形には発泡ウレタンを使用することにしました。そこでウレタンをきれいに盛るためにベニア板でベースカバーを製作しました。ベースの形を決めておかないと無駄にウレタンを盛ることになってしまいます。曲線多用の木工なんてけっこう大変。
メーターバイザー部は中央部の直線部分にはベニア板を敷き詰め、両サイドの曲面部には塩化ビニルの板を曲げてアウトラインを出しました。これでウレタン作業の準備完了。【2001.08.17】
ついに缶スプレータイプのウレタンフォームを初トライ。説明書を読むと湿気を吸収して約2倍の体積に膨張して硬化するらしい。と言われてもよくわからないので、実際にやってみました。
サランラップをダッシュボード上に敷き詰め、その上にアウターカーバーを載せてウレタンフォームを塗っていきました。見た目均一に載るようにスプレーしたつもりですが、約2時間後にびっくり。予想以上に膨らんでいたので削る量が増えそうです。(これだったら3本もいらなかったかも)
ウレタンフォームを思い通りに載せるのは一苦労。やはりベースの土台を作っておいて正解でした。これがないと形が全然決められません。あとけっこうたれるのでマスキングにも気をつかわないと大変です。【2001.08.19】
左が発泡後の取り外した状態。ここからカッターで荒削りをしておおまかなデザインラインに整形。なんか彫刻してるみたい。ただし、ここで大きな失敗に気づく。
右の写真が荒削り後なんですが、カットしていくと大きな気泡がたくさんあって穴だらけの面になってしまいました。また発泡したためにダッシュボードに合わせたはずのラインも浮き上がってしまったので気泡の部分や隙間に新たにウレタンを流しこみました。【2001.08.25】
その後、発泡ウレタンの穴埋めを何度か行い、その上からパテを盛りました。表面をならして実車のインパネに搭載し、細かい形状を合わせ込みました。パテ盛りにはかなり時間がかかりました。
そしてやっと表皮の接着に。貼った布はシートの張り替えをやっているショップから譲ってもらった布です。タイプRの赤レカロの布地に似たものをチョイスしました。かなりマッチしてます。伸びる布ではないので、しわが寄らないように伸ばしながら接着。【2001.11.03】
実車への搭載
メーター、スピーカーを装着し、アウターカバーを固定。配線類はダッシュボード上に2カ所大穴をあけて、ダッシュロアへ通しました。
トゥデイの純正ダッシュカバーも上から同じ生地を張り込みました。グローブボックス部は外せるので簡単にできましたが、メーター回りのダッシュカバーはダッシュボード全体を下ろさないと外せないので、そのまま上から接着。縁はドライバーで押し込むとしわもよらずきれいに完了。
ようやくELメーターの完成!夜のイルミネーションはご覧のとおり。うーん、まぶしい!【2001.11.08】